ピロール君 SVG

去る3月3日・4日の日程で、第3回全国大会を開催しました。一般社団法人ピロールジャパンPJAは、ピロール農法の確立を目指しながら「国民の食生活の健全化・自然愛護・環境改善」を提唱。生産者、消費者、流通関係者が集い、安心安全・地球環境にやさしい食の提供を共に推進する中心的な役割を担って事業を展開しております。

設立4年目となる今大会では、ピロール農法確立のためのエビデンス作りの一環で行ってきた大学との共同研究の中間報告及び農業高等学校との連携による研究成果の発表。そして東京オリンピックを4年後に控え「世界の認証制度と日本の認証制度の違いや、日本の生産者として取り組むべきこと」などに関するセミナーがありました。

2日目には紺野大介(PJA名誉会長、ETT理事長、清華大学招聘教授・北京大学客員教授)氏による講演、及び特別講演として北田克治(第38・45次南極観測越冬隊で調理担当隊員)氏に、南極のことや南極越冬隊ならでは調理や食材に関する講演がありました。

第1日目 3月3日 研修

研修1
  • ピロール農法栽培の特性研究
  • 小林拓人さん、澤拓斗さん(神奈川県立平塚農業高等学校3年)
研修2
  • ピロール農法確立に向けた研究
  • 埼玉工業大学 浜名浩氏
研修3
  • ピロール資材投入における土壌成分の変化
  • 埼玉工業大学 秋田祐介氏
研修4
  • モンゴル国におけるピロール農法実践報告 他
  • 有.カーサプランタ 大森貴之氏

Lecture

伊藤和代氏

第1日目 3月3日 セミナー講師

伊藤和代(いとうかずよ)
食品監査/審査/コンサルタント
演題
GLOBAL GAPと国内農業のギャップの正体
~認証制度の違いと2020年に向けて取り組むべきこととは~
プロフィール
1962年3月生まれ 長崎県出身。
20年余りの農家の嫁の経験、洋菓子店経営、有機農業等を経て2000年よりオーガニック検査員として活動。SQF、GLOBAL G.A.PJAS(有機、生産情報、地鶏)の認証に関すること。食品流通安全管理全般、農家の家族問題と経営、国産素材を活かした調理実習などを専門分野として、現在、PB商品の2者監査、JAS関連(有機、生産情報、地鶏)検査、判定業務、また消費者向け講座の開催などを実施している。

Lecture

紺野大介氏

第2日目 3月4日 中間講演講師

紺野大介(こんのだいすけ)
一般社団法人ピロールジャパン 名誉会長
演題
米国のPatagonia Provisions製作の短編映画「Unbroken Ground」を通し、現代の土壌破壊農業からの再生回帰の取り組みを考察。
プロフィール
昭和20年2月、満洲国(現在の中国東北部)生まれ。
東京大学大学院工学系研究科修了・工学博士。元セイコー電子工業(株)取締役CTO. 政府創設の国策会社・産業革新機構 初代取締役。ETT 理事長。中国北京の清華大学招聘教授、北京大学客座教授。昨年より当団体ピロールジャパン名誉会長。

Lecture

北田克治氏

第2日目 3月4日 特別講演講師

北田克治(きただかつじ)
第38次・45次日本南極地域観測隊調理担当越冬隊員
演題
「南極観測 調理担当越冬隊の1年間」
~極寒の地で生野菜や果物の有難さを実感する~
プロフィール
昭和39年2月生まれ 大阪府出身
昭和58年4月から「京料理 美濃吉」に入社。その後平成6年1月に国際日本文化研究センター内レストラン「赤おに」店長に就任。平成8年7月、第38次日本南極地域観測隊として国立極地研究所へ出向し、11月晴海ふ頭より南極へ出航、平成10年3月帰国する。翌4月よりレストラン「赤おに」店長に復帰。そして平成15年11月、第45次日本南極地域観測隊として再び南極へ赴き、平成17年3月帰国し、レストラン「赤おに」店長に再復帰。平成26年㈱北田を設立し、レストラン「赤おに」を経営している。
第3回PJA全国大会 会長挨拶

PCMCシステムの確立に向けて

  • 一般社団法人ピロールジャパン
  • 代表理事 黒田與作

30年後には90億人にならんとする人類は、母なる大地・アースにその「いのち」をゆだねねばならない宿命となりますが、はたして私たちはそのときの子孫が笑顔で迎えられる「すべ・わざ (知恵・技術)」を伝授できておりましょうか。

私たちピロールジャパンは、その理念にもあるように100年の計をもってこのピロール・シアノバクテリア・ミネラルサイクル事業(PCMCシステム)を確立し、全人類の根底からのしあわせを願うために設立したものであり、錦の御旗がかかげられうる事業になるものと確信いたしております。

人類の産業活動に比例して増え続け捨て場に困る有機廃棄物を価値あるものに造り替え、ピロール・シアノバクテリアがトリガーとなり関連する種々微生物に効率良く働いてもらい、C3, C4植物等が本物の緑(クロロフィル)をつくり、食する人々の健康の要となる血液(ヘモグロビン)を造成することによって老若男女が頭脳明晰・身体健全を維持でき「生きる喜び」を享受できることになります。

原点となる「すべては土から始まる」のノーベル受賞・ワックスマン博士の言葉の如く、「汚れし大地をピロール・シアノバクテリアで蘇らせ、大地・大海が持つミネラル類を植物類が蓄え動物類が、そのミネラルを取り込み『与えられしいのち』をまっとうし排泄物としてミネラルを大地にもどしている...」この壮大で完璧なるミネラル循環システムは、目に見えない微生物群の陰なる働きによってなされて今日に至っています。

現代 この微生物層によるミネラル良循環が、ところどころ途切れていることによってもたらせる健康被害、延いては人間社会の活動までもがゆがんでしまっているということになります。

設立以来積み重ねた信用を大切にさらなる発展に寄与すべく、使命に向かい挑戦を続けて全力を尽くしてまいりますので、引き続き温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。